追い山、博多の街を疾走 祇園山笠が閉幕
- イベント
- 2018年7月16日
福岡市の夏の伝統行事「博多祇園山笠」は15日早朝、男衆が山車の「舁(か)き山」を担いで街を駆け抜ける「追い山」でクライマックスを迎えた。威勢の良い「オイサ」の掛け声が響き、沿道は見物客の歓声に沸いた。
追い山は、博多地区を7つに区分けしたグループ「流」の男衆が高さ4~5メートル、重さ約1トンの舁き山を担ぎ、約5キロのコースのタイムを競う。
スタート地点の櫛田神社(博多区)では午前4時59分、今年の1番手「西流」の舁き山が境内に駆け込んだ。水法被に締め込み姿の男衆は桟敷席の観客とともに「博多祝い唄」を唱和し、勢い良く街に飛び出した。その後も、博多人形師によって色とりどりに装飾された各流の舁き山が続いた。
博多祇園山笠は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。群馬県高崎市から訪れたという松沢敦子さん(51)は「大迫力で驚いた。子供もお年寄りも一緒に走り、観客が拍手で迎えている様子に街の一体感を感じた」と笑顔で話した。
今年の1位は「千代流」で、タイムは29分ちょうどだった。
一言コメント
猛暑の中、お疲れ様でした。
コメントする