試合開始から激しい攻防に。前半8分、CKからミランダが逸らしたボールにチアゴシウバが合わせたが惜しくも右ポールに当たりゴールならず。するとそのカウンターでベルギーは左サイドをルカクがドリブル突破し、クロス。最後はアザールが強引にシュートに持っていったがDFに阻まれた。
押され気味だったベルギーが先制点。前半13分、右CKからコンパニの頭に当たったボールが、クリアを試みたフェルナンジーニョの肩に当たる。GKアリソンは動くことができず、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。オウンゴールでベルギーが先制した。
ベルギーがカウンターで追加点。前半31分、ルカクが自陣からドリブルで中央突破。右サイドを上がったデブルイネにパスを出す。受け取ったデブルイネはペナルティーエリア手前から右足を振り抜くと、シュートは低い弾道でゴール右隅に突き刺さった。その後はベルギーが決定機を数度作ったがゴールはなく、2-0で前半を終えた。
ブラジルは後半からウィリアンに代えてフィルミーノを投入。ペースを握って猛攻を仕掛ける。同13分には、ガブリエルジェズスをドウグラスコスタに代えた。守る時間が長くなったベルギーは、E・アザールやルカクらがカウンターで応戦した。
後半中盤から試合はこう着状態に。ブラジルは後半28分にレナトアウグストを投入し、最後の交代枠を使った。すると同34分、コウチーニョのペナルティーエリア右手前からの柔らかい浮き球に、ペナルティーエリア内に駆け込んだレナトアウグストが頭で合わせて1点を返した。
ベルギーは、後半の大部分で苦しい時間が続いたが、GKクルトワを中心としたDF陣がゴールを死守。主将のE・アザールも前線で何度もボールをキープして時間を作った。最後までブラジルに得点を与えずに2-1で逃げ切った。
ベルギーは、ウルグアイに快勝したフランスと11日に決勝戦進出をかけて対戦する。
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