架空請求はがき詐欺急増!宮城で1210万円被害
- 詐欺・悪徳商法
- 2018年6月6日
去年の9倍以上に増えているはがきの詐欺。宮城県丸森町の60代の女性に法務省を装うはがきが届き、現金約1210万円をだまし取られる被害が出ています。
国安貴俊記者リポート「こちらは女性に届いたはがきの内容をそのまま拡大したものです。民事訴訟として訴状が提出されましたなどと書かれていて、女性は『訴えられたと思い怖くなった』と話しているということです」
警察によりますと、今年3月、丸森町の60代の女性の自宅に法務省を装い、「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と記載されたはがきが届きました。女性が記載された電話番号に連絡すると、弁護士を名乗る男らから「後で戻ってくる弁済供託金を支払えば裁判を取り下げることができる」などと説明され、合わせて現金約1210万円をだまし取られたということです。
なぜ、このはがきにだまされてしまうのでしょうか。県消費生活センター・阿部信明課長補佐「裁判取り下げまでの期日が届いてすぐの日付で設定されているので、かなり焦らせて対応させたり電話をかけさせたりということを狙っているんじゃないかと」
県警によりますと、はがきによる詐欺の相談件数は去年1年間で500件ほどでしたが、今年は5月末までに約4700件と9倍以上に急増しています。さらに手口も巧妙化しているということです。
国安貴俊記者リポート「今回、女性に届いたはがきとは別に、最近ではこのような情報保護シールが貼られたものも増えています。シールをはがすと先ほどと同じ内容が書かれています」
警察や県では「同様のはがきが届いた際は警察などに相談してほしい」と注意を呼び掛けています。
一言コメント
これ以上広がりませんように・・・。
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