歌手・槇原敬之(48)の所属事務所代表を務めていた男が逮捕、起訴されていたことが分かった。

10日、覚醒剤取締法違反に問われた奥村秀一被告(42)の初公判が東京地裁で行われた。起訴状などによると3月16日、東京・港区芝浦の自宅マンションで、覚醒剤を使用した罪に問われている。同被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

同被告は2006年から今年3月まで槇原の所属事務所代表を務めていたという。槇原にとっては、単なる社長ではない。1999年8月、槇原が覚醒剤所持で捕まった際、一緒に逮捕されたのが奥村被告だった。当時は槇原と同居中で「恋人」と報じるメディアもあった。

冒頭陳述で検察は「2013年ごろには覚醒剤の使用を再開していた」と指摘。以前から入念に奥村被告の行動確認をしていた様子がうかがえる。

槇原をよく知る人物は「奥村被告は槇原の長年のパートナー。被告がシャブを使用したマンションで同居していた時期もあります」と断言する。

今回の事件が発覚し、ザワザワしているのはテレビ各局だ。槇原は「どんなときも」や「もう恋なんてしない」などのヒット曲に加え、解散したSMAPの名曲「世界に一つだけの花」を手掛けたことでも知られる。

「槇原さん自身が逮捕されたわけではないが、楽曲を流すことに抵抗を感じ、自主規制するテレビ局が出てくるかもしれない」(テレビ関係者)

この日夜、槇原の所属事務所は報道各社に文書で、奥村被告を事件前の3月12日に解任していたことを報告。理由について「代表としての役務不履行によるもので、今回の事件とは全く関係ないことでございます」とした上で「在職中から使用していたことに関しましては全く知りえないことでした」と説明した。