北区によると生活保護費の支給などを担当する生活福祉課の40代の男性職員は、担当する受給者7人について死亡しているにもかかわらず、約3000万円の生活保護費を不正に支出し、自ら受け取っていたという。

さらに、既に退職した同じ課の60代の元男性職員が、支給を止めるべき世帯に約1300万円を不正に支出し、自ら受け取っていた。

区は2人を横領の疑いで警視庁に告訴する方針で、処分についても検討しているという。

花川與惣太区長は、「生活保護という区民の生命にかかわる職務を担っている職員が生活保護費を横領するという不祥事を起こしたことを心からおわび申し上げます」とコメントしている。