李元大統領への捜査、不可避に=情報機関の裏金上納で―韓国
- 国際
- 2018年2月6日
韓国の李明博政権当時、情報機関の国家情報院(国情院)が多額の裏金を大統領府に上納していたとされる事件で、ソウル中央地検は5日、大統領府の総務企画官だった金伯駿容疑者=逮捕済み=を収賄などの罪で起訴した。
韓国メディアによると、地検は起訴状で、「李元大統領が直接、国情院に支援を要求した」と明記し、「事実上の主犯」と規定した。これにより、李元大統領に対する捜査は不可避な状況になった。
金被告は、2008~10年の間、国情院が情報収集に使う「特殊活動費」から総額約4億ウォン(約4000万円)を受け取った疑いが持たれている。地検当局者は韓国記者団に対し、「金被告は、李元大統領の指示で受け取ったことを明確かつ具体的に供述した」と説明。「主犯ではなく、幇助(ほうじょ)犯として起訴した」と述べた。
裏金の使途についても、李元大統領の指示により、首席秘書官室などに「激励金」として渡したという趣旨の供述をしているという。このため、韓国メディアは、地検が今月末か3月初めにも、李元大統領に出頭を求め、容疑者として取り調べる可能性が高いと伝えている。
一言コメント
日韓関係を悪化させた罪もプラスにして欲しい。
コメントする