「福岡の西海岸」「福岡の湘南」「住みたい街」…
- 政治・経済
- 2018年1月26日
「福岡の西海岸」「福岡の湘南」「住みたい街」…。雑誌の見出しで続く言葉は「糸島」だ。福岡市・天神のほとんどの書店に、「糸島」の特集本が何種類も並んでいる。
脊振山系の山々と玄界灘に挟まれた人口約10万人の福岡県糸島市。福岡市中心部まで鉄道や高速道路で約30分。電車を乗り換え60分以上かけて通勤する人も多い首都圏に比べ、海の幸も山の幸も手頃な値段で味わえる。移住者は絶えず、人口は昨年3月末、前年同期比で増加に転じた。
先日会ったある情報誌の編集長は「また糸島か」と嘆いていた。他の地域の特集を提案し続けているが、表紙に「糸島」とあると売れ行きが良く、営業担当者からも糸島を取り上げることを求められるそうだ。似たような糸島の本が何冊出版されようとも「赤字はない」という。九州大の伊都キャンパス(同市西区と糸島市東部)移転も今秋に完了予定。「まだまだ糸島」のようだ。 (坂田恵紀)
一言コメント
食べ物は格別に美味しい上、町も静かで住みやすいでしょうね。
ただ、福岡の湘南ではない。
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