「捜査が面倒」書類を破棄、警部補を停職3か月
愛知県警東海署の署員が飲酒運転事故の捜査書類などを廃棄したとされる問題で、県警は22日、同署交通課の男性警部補(54)を公用文書 毀棄 ( きき ) などの疑いで名古屋地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分とした。
警部補は同日付で依願退職した。
発表によると、警部補は2015年10〜11月に同県大府市と東海市で発生した2件の物損事故で、運転手に飲酒運転の疑いがあったのに捜査せず、捜査書類や証拠品を捨てるなどした疑い。「捜査が面倒になった」と容疑を認めているという。
また、県警は22日、半田署地域課の男性巡査(24)を業務上横領の疑いで、一宮署交通課の男性巡査部長(40)と第1交通機動隊の男性巡査長(31)を虚偽公文書作成・同行使などの疑いで書類送検。巡査を停職6か月、巡査部長を同3か月、巡査長を同1か月の懲戒処分とした。巡査と巡査部長は同日付で依願退職した。
コメントする