警官名乗り「だまされたふり作戦」のふり 札幌で50万円詐取
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年9月16日
札幌市西区の80代女性が14日、警察官を名乗る男らに現金約50万円をだまし取られたと札幌西署に届け出た。女性は金融機関職員を名乗った男からの最初の電話で詐欺と見破ったが、その後、警察官を装う男から電話があり「だまされたふりをして犯人を逮捕する『だまされたふり作戦』なので協力してほしい」と言われ、信用してしまったという。
警察の捜査手法である「だまされたふり作戦」を逆手に取った手口の詐欺被害は道内では初めて。道警が注意を呼び掛けている。
同署によると、14日昼ごろ、金融機関職員を装う男から「口座から金が下ろされており凍結が必要。職員を向かわせるのでカードを渡して」と女性宅に電話があった。女性は男の話を怪しみ、男が名乗った金融機関に問い合わせて詐欺と見破った。だがその後、札幌中央署員を名乗る男から「だまされたふり作戦に協力してほしい。犯人が来たら暗証番号を伝え、カードを渡して」と電話があり、女性は午後3時ごろに自宅に現れた男に、カード1枚を手渡してしまったという。その後、女性は男から連絡がないことを不審に思って道警に相談したが、既に現金が引き出されていた。
「だまされたふり作戦」を逆手に取った手口の詐欺は今月に入り、埼玉県で被害が相次いでいる。道警は「作戦で本物のカードや通帳、現金を使うことはない」と警戒を促している。
一言コメント
普通の振込み詐欺は見破られる様になってきたのでしょう。
また新しい手法が出てくるしょうから、お気をつけを。
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