ミサイル、日本上空通過も=グアム沖に4発発射検討 中旬までに計画と威嚇・北朝鮮
- 国際
- 2017年8月10日
10日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍の金絡謙・戦略軍司令官は9日、中距離弾道ミサイル「火星12」4発を同時に米領グアム島周辺に向けて発射する計画を検討していると表明した。
計画では、ミサイルは「島根県、広島県、高知県の上空」を通過し、グアム島周辺30~40キロの水域に着弾することになると述べた。
飛行距離は3356.7キロ、飛行時間は1065秒(17分45秒)を想定。今月中旬までに作戦計画を最終完成させた後、核戦力の総司令官である金正恩朝鮮労働党委員長に報告し、発射待機態勢で命令を待つことになるという。
具体的な作戦の計画や時期、ミサイルの飛行ルートを公表することで、米国や日本、韓国を威嚇する狙いがあるとみられる。
司令官はまた、「米帝の侵略基地を狙った実践行動措置となる歴史的なグアム島包囲射撃を人民に公開することも検討中だ」と語った。
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