北朝鮮が平壌でのビールフェスをドタキャン 干ばつ影響か
- 国際
- 2017年7月24日
北朝鮮が今月末から8月まで開催する予定だったビールフェスティバル「第2回平壌大同江ビール祝典」を突然で取りやめたと、中国の北朝鮮専門の旅行会社が伝えた。
中国・北京に本社を置く北朝鮮専門旅行会社、高麗旅行社は23日、「惜しくも2017年平壌(大同江)ビール祝典が中止になったとの事実をきょう通知された」と英文ブログを通じて告知した。
同社は「中止の理由は不確実で、近いうちに詳しい情報が得られるとの期待はしない」とする一方で「北朝鮮で続いている干ばつのための可能性がある」と明らかにした。
北朝鮮・朝鮮中央通信は13日、26日から来月末まで、昨年に続き、平壌大同江ビール祝典を開催する予定だと報じていた。17日には別の記事で新たに生産を開始したビールが今回の祝典で披露されると伝え、北朝鮮は最近までメディアを通じてイベントを積極的に広報していた。
一方、国連食糧農業機関(FAO)はこのほど報告書を通じ、今年北朝鮮は01年以来となる深刻な干ばつによって食糧難に見舞われる見通しだと明らかにした。
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