交通違反をもみ消し 4人を書類送検 大分県警
大分県の宇佐警察署の警察官4人が別の署の警察官の交通違反のもみ消しに関わったとして書類送検され、上司を含む合わせて9人が処分を受けました。
書類送検されたのは大分県の宇佐警察署地域課の50代の巡査部長など警察官4人です。
警察によりますと、4人は、ことし5月、宇佐市の国道で交通違反の取締りをしていた際、大分中央警察署の別の警察官が運転する乗用車が19キロオーバーの速度違反をしたのに、反則切符を切らず関係書類を廃棄したなどとして、犯人隠避などの疑いが持たれています。
もみ消しを主導したとされるのは50代の巡査部長で、速度違反をした警察官と以前同じ警察署で勤務した経験があるということです。
警察によりますと、4人は、容疑を認めているということで、3日書類送検されました。
巡査部長は停職3か月の懲戒処分を受け、3日付で依願退職したということです。
このほか、上司の50代の警部補が戒告の懲戒処分、速度違反をした警察官が本部長注意となるなど合わせて9人が処分を受けました。
大分県警察本部の松坂規生本部長は「警察官としてあるまじき犯罪で県民の皆様に心よりおわび申し上げます。再発防止策を徹底します」というコメントを出しました。
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