「熊出没注意」の画像、仙北市がチラシに無断使用
- 公務員
- 2017年5月31日
秋田県仙北市で27日、クマによる死亡事故が起きたことを受け、同市が作ったチラシに、札幌市の会社が商標登録している「熊出没注意」のステッカー画像が無許可で使われていたことがわかった。
チラシはA4判で、同市と仙北署、角館消防署、遭難対策委員会、山菜採り事故防止協議会の連名。事故を知らせ、「山に入らないで」と呼びかけるもの。
市は200枚印刷し、28日午前4時から、玉川方面に行く人に約80枚を配った。29日に同市田沢湖庁舎であった記者懇談会でも、9社に1枚ずつ配布した。
29日に仙北署から指摘を受けて気づいた。全世帯(約1万700戸)に配るチラシからは画像を外し、今週末に道路で配るチラシは、画像を差し替える。
市総合防災課は「職員がインターネットで『熊出没』を検索し、目についた画像をうっかり使ってしまった。大変申し訳ない」と話している。
「熊出没注意」のロゴや印刷物などの商標権を持つ、札幌市の商品企画・製造・販売会社「クリエイティブコンパス」は「チラシの画像にはNORTH ISLANDの文字が入っており、うちの商品。使う前に確認してほしかった」と言っている。
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