<準詐欺容疑>知的障害者1500万円被害か 奈良県警捜査
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年5月1日
知的障害のある40代男性が男女数人に飲食店などに連れ回され、代金を支払わされたとして、奈良県警が詐欺などの容疑で捜査していることが分かった。男性側は複数回にわたって計約1500万円をだまし取られたと訴えており、県警は男女の特定を進めている。
県警によると、弁護士の支援を受けて男性は昨年10月、判断能力の低さを利用したとする準詐欺容疑で県警奈良署に告訴し、受理された。
告訴した内容では、男性は東大阪市に住んでいた2014年8月に休日を利用して奈良市を訪れ、JR奈良駅周辺で客引きの女に誘われてスナックに入った。店には複数の男がおり、その男女に別の店に連れて行かれ、明け方まで同席した。男性は飲食代金名目で金を要求され、コンビニ店のATM(現金自動受払機)で引き出した計約80万円を渡した。
男性はその後も同年10月にかけて繰り返し男らに呼び出され、奈良市や大阪市内の飲食店に連れ回された。そのたびに言われるままに現金を引き出しては渡し、最初の約80万円を含め、被害総額は約1500万円に上るという。
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