城南署(仮称)新設へ調査費 県、17年度予算案に計上方針
- 政治・経済
- 2017年2月11日
県は、福岡市城南区を管轄とする城南署(仮称)を新設するための候補地の調査費(88万3千円)を、2017年度当初予算案に計上する方針を固めた。同区は現在、早良区にある早良署が管轄し、管内人口は県内35署で最も多く、刑法犯認知件数も15年は最多。城南区は市内7区で唯一、警察署がなく、地元住民らが新設を要望している。
早良署は06年4月、同市西区を管轄する福岡西署の新設に伴い、名称を福岡西署から変更して誕生した。15年末の管内人口は34万643人、警察官1人当たりの人口は県内で4番目に多い918人。
県警は09年に策定した「警察署の機能強化計画」で、早良署と筑紫野署(筑紫野市)の2署の分割が必要としていた。ただ県の財政事情が厳しいことなどから筑紫野署の分割を先行させ、14年に春日署(春日市)を新設した。
城南署は候補地調査を踏まえ、新設するかどうか決まる。
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