「生前贈与したい」詐欺容疑=捜査員にメール、4人逮捕
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年2月2日
「10億円を生前贈与したい」と虚偽のメールを送り付け160万円余りをだまし取ったとして、広島県警サイバー犯罪対策課などは2日までに、詐欺容疑で住所不定、無職中山和明容疑者(33)ら男女4人を逮捕した。
中山容疑者ら3人は容疑を否認し、残る1人は認否を留保している。同課は、同様の手口で全国約400人から計1億5400万円余りをだまし取ったとみている。同課捜査員の私用携帯電話に虚偽のメールが届き、発覚した。
逮捕容疑では、中山容疑者らは高齢の資産家に成り済まし、「10億円を生前贈与したい」と不特定多数の人にメールを送信。返信してきた青森県弘前市の無職女性(52)に「認証手続きと手数料が必要」と偽り、2015年11月から16年2月までに15回、計約164万円を入金させ、だまし取った疑い。
コメントする