千葉北署の警部補が捜査資料紛失
- 警察
- 2017年2月2日
千葉北署は1日、同署の男性警部補(30)が刑事事件の捜査のため持ち出した33人分の個人情報が記載された捜査資料を紛失したと発表した。
千葉県警によると、紛失した捜査資料はA4判のバインダーに挟んだ計25枚で、うち23枚に個人情報などが記載されていた。中には事件の被害者の氏名や住所、職業、生年月日、年齢、事件関係者らの氏名などが記載されていたという。警部補は1月28日午前9時半ごろ、事件捜査のため捜査車両で同僚男性とともに同署を出発し、帰署した同日午後0時半ごろまでの間に紛失したとみられる。警部補は「バインダーに挟んだ資料を基に車内でナビゲーションシステムに行き先を入力した記憶がある」としているが、「車外に持ち出した記憶がない」などと話しているという。
帰署後、紛失に気付いた警部補は上司に報告。署内や周辺、花見川区内などを捜索したが見つからなかった。1日までに資料が悪用されたなどの報告はない。同署では事件被害者らに謝罪したという。
鈴木昇署長は「関係者の皆さまにおわびする。引き続き紛失した資料の発見に努めるとともに、個人情報の適正な取り扱いについての指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
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