<郵便法違反容疑>銀行行員を逮捕 切手を偽造、本物と交換
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年1月27日
使用済みの切手で消印のない部分をつなぎ合わせて未使用と見せかけ、郵便局で本物と交換したとして警視庁丸の内署は27日、東京都豊島区西池袋2、みずほ銀行行員、小林孝史容疑者(57)を郵便法違反と詐欺の容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は昨年9月30日、偽造した350円切手30枚(1万500円分)を千代田区内幸町の郵便局に持ち込み、別の額面の切手と交換し、だまし取ったとしている。容疑を認めているという。
同署によると、小林容疑者はインターネットのオークションサイトで、消印が押された使用済み切手を大量に購入。消印がない部分を切り取ってつなぎ合わせ、台紙に貼って未使用に見える切手を作成した。台紙からはがそうとした郵便局員が水に浸したところ切手がバラバラになり、不正が発覚。郵便局が同署に相談していた。
自宅から大量の使用済み切手や作成途中の偽造切手が押収され、同署は余罪があるとみて調べている。みずほ銀行広報室は「事実関係を確認中」としている。
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