酒気帯びで事故、逃げた疑い 巡査部長を懲戒免職 福岡
- 警察
- 2017年1月19日
酒気帯び運転で事故を起こして逃げたとして、福岡県警は19日、行橋署地域課の男性巡査部長(31)=福岡県行橋市=を道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告)などの疑いで書類送検し、懲戒免職処分にしたと発表した。県警は逮捕していないことを理由に名前を明かしていない。
監察官室によると、巡査部長は昨年12月12日午前3時半ごろ、福岡市博多区で、酒を飲んで乗用車を運転し、信号を無視。パトカーに停止を求められると信号無視を繰り返し、路上の手すりに衝突する事故を起こしながら逃げた疑いがある。けが人はなかった。
監察官室の説明では、この日の正午ごろ博多署に出頭した際、事故を起こしたことを認めたが、飲酒運転は否認。だが翌日以降の調べに対し、事件前日の午後8時過ぎから当日の午前2時半ごろにかけて飲食店2軒で知人男性とビールや泡盛を飲んだ後、1人で車を運転したと認めた。「飲酒運転がばれれば職を失ってしまうので、怖くなって逃げた」と話したという。
県警は3大重点目標の一つに飲酒運転の撲滅を掲げている。近藤康徳・首席監察官は「県民の皆さまに心からおわびします」とのコメントを出した。
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