九州国立博物館 特別展 「宗像・沖ノ島と大和朝廷」
- イベント
- 2017年1月15日
2017年1月1日(日・祝)~3月5日(日)
*前期=1月1日(日・祝)~29日(日)、後期=1月31日(火)~3月5日(日) 展示替えあり
太宰府市/九州国立博物館
九博で交差する日本神話とアジアの歴史
海の正倉院とも称される沖ノ島は、福岡県宗像市の沖合い60キロの玄界灘に浮かぶ周囲4キロの小さな島。
島全体が宗像大社の境内地であり、『古事記』・『日本書紀』に記された「沖津宮(おきつぐう)」が鎮座する沖ノ島は、女人禁制、上陸時の海中での禊、一木一草一石たりとも持ち出すことは禁ずるなどの掟が、今も厳重に守られている神聖な島です。
その祭祀遺跡の貴重な宝物の一部は、発掘調査により発見され、今日では8万点にもおよぶ神宝が「国宝」に指定され守られています。これほどの神宝が奉納された祭祀遺跡は他に例がなく、大和朝廷の国家祭祀の中でも、沖ノ島祭祀がとくに重要な役割を果たしていたことを物語っています。
本展覧会では、『古事記』・『日本書紀』の記述と発掘調査の出土品を交差させながら、神宿る島の源に迫ります。
古代日本と韓国(からくに)の指輪18点(前期17点、後期18点。金製12点、銀製6点)が一堂に会するのも必見です。花形をモチーフにしたデザイン、造形的な美しさ、類似性や違いをお楽しみください。
日本古来の信仰を伝える沖ノ島と、海路で結ばれた大和・筑紫・韓国の各地の出土品を読み解くとき、沖ノ島の選りすぐりの国宝がさらなる輝きを放つことでしょう。
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、2017年の世界文化遺産登録に向け2016年1月にユネスコに推薦書が提出され、注目が高まっています。新春の九州国立博物館で、一足先に沖ノ島をめぐる歴史の旅に出かけてみませんか。
(総出陳件数160件、うち国宝31件、重要文化財19件)
【休館日】 毎週月曜日 ただし、1月2日(月)、9日(月・祝)は開館。1月10日(火)は休館。
【開館時間】 9:30~17:00 *入館は16:30まで
【観覧料】 一般1,500円(1,300円)、高大生1,000円(800円)、小中生600円(400円)
*( )内は前売りおよび団体(有料の方が20名以上の場合)、
満65歳以上の方、キャンパスメンバーズの方の料金
(生年月日がわかるもの(健康保険証・運転免許証等)・学生証・教職員証等要提示)
*障害者手帳等ご持参の方とその介護者1名は無料
*上記料金で4階「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。
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