ハローワーク職員、部下にセクハラで停職6カ月 福岡
- 公務員
- 2016年7月11日
厚生労働省福岡労働局は11日、福岡県内のハローワーク(公共職業安定所)に勤務する50代の男性職員が、部下で非常勤職員の女性にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をしたとして、同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
女性の代理人弁護士によると、女性は30代で、昨年8月、懇親会後の帰り道に2人になった際、男性職員が1時間半にわたって無理やり胸を触ったり、キスをしたり、ひわいな言葉を言ったりしたという。女性は「仕事を失いたくない」と考えて強く抵抗できず、その後、不眠や不安、食欲不振などの症状が出て、医療機関で急性ストレス障害と心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受けた。
女性職員は昨年11月、男性職員を雇用する国を相手取り、損害賠償を求める労働審判を福岡地裁小倉支部に申し立て、今年1月に調停が成立したという。
コメントする