トランプ氏の側近、財務長官にベセント氏を推す-選挙戦で尽力
- 国際
- 2024年11月13日
(ブルームバーグ): トランプ米次期大統領の主要顧問の一部は、財務長官の最有力候補として、マクロヘッジファンドのキー・スクエア・グループを率いるスコット・ベセント氏を支持している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
トランプ氏はまだ決定を下しておらず、どの候補者にも財務長官の職をオファーしていない。ただ関係者によれば、ベセント氏は選挙期間中の資金調達や経済演説の準備支援などでトランプ氏からの信頼を勝ち得たという。
トランプ氏は財務長官にウォール街出身者を起用することを検討しており、ヘッジファンドの大富豪ジョン・ポールソン氏や投資銀行キャンターフィッツジェラルドのハワード・ラトニック最高経営責任者(CEO)らが候補者として挙がっていた。
ただポールソン氏は12日に声明を発表し、財務長官候補になることを自ら辞退。公職に就くことを難しくする「複雑な金銭上の義務」があることを理由に挙げた。
ベセント氏は広報担当者を介してコメントを差し控えた。トランプ氏陣営にもコメントを求めたが、返答は得られていない。
しかし、アドバイザーらはトランプ氏に対し、市場の観点からベセント氏が良い選択肢だと伝えている。またベセント氏によるウォールストリート・ジャーナル(WSJ)への最近の寄稿も政権移行チーム内で好意的に評価されているという。
Bloombergより転用
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