マクロン氏、台湾問題「米国に追従すべきでない」 戦略的自立を主張
- 国際
- 2023年4月11日
フランスのマクロン大統領は、米中の対立が激しくなっている台湾問題をめぐり、欧州の利益を最優先で検討し、単に米国に追従するべきではないとの考えを示した。仏紙レゼコー(電子版)などが9日、マクロン氏の訪中時のインタビューとして報じた。
北京の人民大会堂で2023年4月6日、会談する中国の習近平・国家主席(右)とフランスのマクロン大統領=ロイター© 朝日新聞社
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マクロン氏は5日からの3日間、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とともに訪中。習近平(シーチンピン)国家主席らと会談した。
レゼコーによると、台湾問題について問われたマクロン氏はまず、「欧州人としての関心事は(欧州の)統一だ」とし、中国に欧州の団結を示すためにフォンデアライエン氏と訪中したと説明。「中国も自分たちの統一を重視しており、彼らの見地からすると台湾もその一部だ。中国の考え方を理解することは重要だ」と述べた。
朝日新聞社より転用
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