「非行に走る危うさ」詐欺グループ“かけ子”27歳女素顔 小学校の文集には「いいお母さんになりそう」
「ルフィ」と名乗る日本人の男らがフィリピンから強制送還された一連の事件。詐欺事件に関与しているとみられ、フィリピンで逮捕された20代の女は長野市出身とみられることがわかった。小中学校時代を知る男性は「まさか関わっていたとは、残念」と話す一方で「非行に走る危うさがあった」などと当時について語った。
フィリピンから電話をかける「かけ子」
長野市内の中学校の卒業アルバムに笑顔で写る女。この13年後、盗みの疑いで指名手配されフィリピンで逮捕された寺島春奈容疑者(27)だ。 「ルフィ」などと名乗る指示役の日本人がフィリピンから強制送還された広域強盗や特殊詐欺などの一連の事件。 詐欺事件では被害額は60億円にのぼるとみられ、寺島容疑者はこの事件に関わったとして日本で指名手配されていた。フィリピンから電話をかける「かけ子」だったとみられる。
知人「派手な服装の印象」
寺島容疑者を知る男性: 初めて(報道を)見て名前と顔を見て、まさか犯罪組織に加担してしまった(可能性がある)ことは残念な思い 寺島容疑者の小・中学校時代を知る男性が6日、NBSの取材に応えた。 男性によると、寺島容疑者は長野市出身。中学校時代はソフトテニス部に所属し活発な性格だったという。 一方で派手な服装などが印象に残っているという。 寺島容疑者を知る男性: 髪をすごく長くして、普通の人がしないような髪型だったり、服装も派手な色のカーディガンを着てそれをジャージの下から出していた。非行に走ってしまうような危うさがあった
小学校の卒業文集には「いいお母さんになりそう」
小学校の卒業文集には、寺島容疑者は楽しかったこととして「高原学校」や「社会見学」などを上げ、東京タワーを訪れた際の思い出などをつづっていた。 そして、「いいお母さんになりそうな人」の2位に寺島容疑者の名前があった。
成人式の集まりでは…
取材した男性が寺島容疑者を最後に見たのは成人式の集まりだった。 寺島容疑者を知る男性: 同窓会をしたら、途中から寺島さんが来て、濃い目の化粧で見た目がかなり変わっていた。高校は中退か自主退学かはわからないが。その後、キャバクラに勤めたと風のうわさで聞いた 寺島容疑者は詐欺グループの指示役とどこで、どのように知り合ったのか。今後、身柄が日本に移送され本格的な取り調べを受けることになる。 (長野放送)
FNNプライムオンラインより転用
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