市職員、スニーカー転売で1900万円 減給「副業にあたるとは…」
ネットオークションを繰り返し、9年で総額約1900万円の転売益を上げていたとして、三重県伊勢市は10日、会計課係長級の男性職員(45)を減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分にし、発表した。副業を禁じた地方公務員法に違反したと判断した。
三重県伊勢市役所© 朝日新聞社
職員課によると、職員は2013年からネットオークションでスニーカーの売買を始め、徐々に規模を拡大。仕入れては売るを繰り返し、多い年で年間約900件の取引をしていた。取引の大半はスニーカーだった。公務時間外だったという。
昨年9月、税務署から転売益について申告漏れの指摘を受けた男性が市に連絡し、発覚した。申告の手続きが終わったことから、市は処分に踏み切った。職員は聞き取りに対し「副業にあたるとは知らなかった」と話し、ネットオークションの利用はやめたという。
市は、副業行為は「全体の奉仕者にふさわしくない」と、全職員に対して改めて周知を徹底する方針。
朝日新聞社より転用
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