「名義を貸してくれたら15万入る」 入社紹介キャンペーン悪用 部下から約592万をだまし取った詐欺の容疑で男を逮捕
「名義を貸してくれたら紹介料として口座に15万円入る」などとして、勤め先の入社希望者紹介キャンペーンを悪用し、部下から約592万をだまし取った詐欺の容疑で住所不定の男(38)が逮捕されました。
「名義を貸してくれたら紹介料として口座に15万円が入るけど、先に入社してくれる人に7万5千円を渡してくれないか。」
詐欺の容疑で今回が3度目の逮捕となったのは住所不定の無職の男(38)です。
出雲警察署によりますと、男は去年11月から今年2月までの間、当時、勤務していた人材派遣会社で実際行われていた入社希望者を紹介すると紹介者に15万円、入社した人に5万円の報酬が受け取れるというキャンペーンを悪用して、部下の男性社員(30代)に対して、こう切り出しました・・・。
「自分の知り合いに入社したい奴がいる。名義を貸してくれたら紹介料として口座に15万円が入るけど、先に入社してくれる人に7万5千円を渡してくれないか。」
さらに、、、
「入社してくれる人が条件をクリア―すれば、7万5千円は、15万に含めて返し、クリアーできなかったとしても7万5千円は必ず返金させるから」
部下にとって損な話ではないですがこれは全て嘘。男が部下に「入社してくれる人」としてあげた人数はなんと79人。単純計算で架空の入社してくれる人79人分×支度金7万5千円。合わせて592万5千円を28回にわたってだまし取った疑いが持たれています。
男は「間違いありません」と容疑を認めていて、警察はだまし取った金はギャンブルに使う目的だったとみていて、まだ余罪があるとみて調べを進めています。 男は同様の手口で10月と11月に詐欺容疑で逮捕されていて今回が3度目の逮捕となります。
山陰放送より転用
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