ジャーナリスト殺害命令、矯正局長を訴追 フィリピン
- 国際
- 2022年11月8日
© JAM STA ROSA / AFP ジャーナリスト殺害命令、矯正局長を訴追 フィリピン
【AFP=時事】フィリピンの首都マニラ郊外で著名ラジオジャーナリストが射殺された事件で、警察は7日、実行犯に殺害を命じたとして矯正局長と刑務所の警備副責任者を訴追した。
「パーシー・ラピッド」の名でラジオ司会者を務めていたペルシバル・マバサ氏は先月3日、車で出勤中に銃で撃たれ、死亡した。
殺人罪で訴追されたのは、矯正局長のジェラルド・バンタグ容疑者と警備副責任者のリカルド・ズルエタ容疑者。バンタグ容疑者は停職処分を受けている。
警察が防犯カメラに映った実行犯の映像を公開したところ、実行犯とみられる男が先月自首していた。
捜査当局によるとバンタグ容疑者は、自身に関する問題をマバサ氏が番組内で暴露するのをやめなかったため、同氏殺害を命じたとされる。
バンタグ容疑者とズルエタ容疑者は、マバサ氏殺害命令を実行犯に伝えた受刑者の男性の口封じを命じた罪でも訴追された。この受刑者は、他の受刑者らにプラスチック袋をかぶせられて窒息死した。
マバサ氏は、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領や後任のフェルディナンド・マルコス大統領の政策や側近を公然と批判していた。6月30日のマルコス大統領就任以来、殺害されたジャーナリストは2人目。(c)AFP/Cecil MORELLA【翻訳編集】AFPBB News
AFPBB Newsより転用
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