日本代表は26日、勝てば4大会ぶり2度目の優勝が決まる韓国戦に向けて愛知・豊田市内で非公開で調整した。森保ジャパンにとって11月開幕のカタールW杯へのメンバー生き残りをかけた国内ラストマッチとなるが、Jリーグ組主体で構成されたチームへの関心は高いとはいえず、同時期に日本ツアーを実施したパリSGに話題をさらわれた。盛り上がりを欠いたまま迎える通算78度目の日韓戦の意義、選手たちに求められる姿を「読み解く」。
2018年7月、東京五輪代表監督と兼任する形でA代表の指揮官に就いた森保一監督(53)。カタールW杯へ向けた国内最終戦へ「優勝で締めくくることを目標に戦う。これまでやってきたことを思い浮かべながら、自分自身思い切って試合に臨みたい」と決意を口にした。
国内組にとって今大会は事実上のラストチャンス。W杯メンバー26人を巡る戦いは盛り上がるはずだが、現実は違った。同時期に日本を訪れたフランス1部の名門・パリSGが川崎、浦和、G大阪との親善試合すべてで一般チケットが完売した一方、森保ジャパン初戦の香港戦(19日・カシマ)の観客はわずか4980人。24日の中国戦(豊田ス)は1万526人だったが、海外組が不在とはいえあまりにも寂しい数字だった。
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