武装組織「イスラム国」(IS)を支持するアメリカ在住の男性が、ジョージ・W・ブッシュ元米大統領の殺害を計画したが、米連邦捜査局(FBI)がそれを事前に察知し男性を逮捕した。米当局が24日、明らかにした。
逮捕・起訴されたのは、オハイオ州在住のシハブ・アフメド・シハブ被告(52)。同州の連邦裁判所に24日、出廷した。外国人を密入国させようとした罪で禁錮10年、元政府関係者の殺人未遂をほう助した罪でさらに禁錮20年の刑を受ける可能性がある。
裁判資料によると、同被告はイラク国籍で、2020年からアメリカに滞在している。アメリカへの亡命を申請中だった。
FBIによると、同被告はブッシュ氏が「多くのイラク人を殺し」、イラクを「バラバラにした」として、同氏を殺害したいとFBIの情報源に話したという。
また、自らも殺害計画に参加したいとし、「死んでも構わない。関与を誇りに思うはずだから」と述べていたという。
FBIは今回、情報提供者と電子的な監視を活用し、計画を阻止したという。
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