2点目の壁 長谷川健太監督が追加点の重要性を強調「取った試合は勝ち点3に」【名古屋グランパス】
- スポーツ
- 2022年5月7日
サッカーJ1の名古屋グランパスは7日、横浜M戦に臨む。2戦連続で先制点を得ながら勝ち点3を逃し、長谷川健太監督(56)は追加点の重要性を強調した。6日は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開で練習した。
今季公式戦で挙げている4勝のうち、3勝に共通しているのは追加点を奪った試合ということ。直近2試合は、優勢に進める時間帯がありながら、先制点のみに終わり、勝ち越され、あるいは引き分けた。
就任当初から旗印に掲げるのは、アグレッシブさ。「チームとしては、2点目を取れるようにしていかないと、勝ち点3というところはなかなか取れない。逆に2点目を取った試合は勝ち点3を取れている」。昨季猛威をふるった『1―0』での勝利、いわゆる『ウノゼロ』の考えは捨て去らねばならない。
守備的な姿勢は、今季途中から採用している3バックシステムのアキレス腱(けん)でもある。両翼を下げれば5バックで守れるために、守備の数的優位はつくりやすいが、一方で選手1人1人の責任が希薄になりやすい。攻撃参加後のカバーも高い意識が必須だ。
「3バックのギャップは、京都戦(豊田ス)では失点にはならなかったが、危ないシーンは何回かつくられた。チャレンジ・カバーは意識しなければいけない。マリノスも、それを突いてくるのにたけたチーム」と警戒を高める。横浜Mは得点王FW前田が海外移籍したが、FWアンデルソン・ロペスらの補強で攻撃力は衰え知らず。攻めの姿勢で臨むほかない。
5日の練習では、FW酒井が”居残り”でシュート練習を続けた。「みんな、本当に練習してくれている。1つ結果が出れば、彼らなら必ず結果を出せるようになってくる」。2点目の壁を破れば、5戦勝ちなしの重い空気も打ち破れる。
中日スポーツより転用
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