1ドル150円も視野に…“浮かれる”GW中に「円安地獄」へ突入か
- 政治・経済
- 2022年4月30日
<これは140円?まさかの150円もあっさり行くのでは…>
ネット上には、経済の先行きを不安視する声が目立つ。約20年ぶりの円安水準となる1ドル=130円台に急落した、28日の東京外国為替市場の円相場。この日開かれた日銀の政策決定会合では、特定の利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を毎営業日実施することを決定。長期金利の上昇を抑える姿勢を鮮明にしたことから、日米の金利差がますます拡大すると受け止められたようだ。
この流れを受け、市場で懸念されているのが5月連休中のさらなる円安進行だ。
「米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、これまでの量的緩和策で膨らんだFRB総資産を圧縮するためとして、5月3、4日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利上げを検討することを表明している。これに対し、日銀の黒田東彦総裁は、今の大規模緩和策を続ける姿勢を鮮明にし、岸田文雄首相も26日の会見で、『日銀は2%の物価目標の下にその政策を進めている。引き続き努力を続けていただくよう期待している』と静観したまま。こうなると、日米の金利差は誰が見ても拡大するのは避けられないでしょう。より高い利回りで資産を運用したいと考える投資家らは、今以上に円を手放してドルに資産を替える動きを加速させるとみられています」(証券アナリスト)
市場で<日本がゴールデンウイークで浮かれている間に円安地獄になる><ゴールデンウイークに旅行している場合じゃない>などと悲鳴が上がっているのも無理はない。
そろそろ本気で黒田総裁の“暴走”にストップをかける時ではないのか。
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