◆ソフトバンク2-2日本ハム(21日、ペイペイドーム)

ソフトバンク・マルティネスが8回無失点の好投を見せたが、今季10勝目を手にすることはできなかった。

味方打線の援護がない中でも、150キロ前後の直球に、チェンジアップを丁寧にちりばめた。「自分の持てる力は出すことができたし良い投球ができた。勝つことはできなかったけど自分のやるべきことはできた」。最終回に守護神の森が同点に追いつかれ10勝目はこぼれ落ちたが、これで18試合連続クオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成し、防御率も試合前の1・70から1・60になった。

現時点で規定投球回に到達し、防御率でオリックス山本(1・46)に続く2位につけたが、シーズン規定投球回到達にはあと2回1/3が必要。現日程でレギュラーシーズン最終戦の25日ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)に登板する場合でも中3日となり、現実的には難しい状況だ。