松山英樹「やっと優勝することができた」日本男子初のメジャー制覇
- スポーツ
- 2021年4月12日
松山英樹(ロイター)
◆米男子プロゴルフツアー メジャー21年初戦マスターズ最終日(11日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7475ヤード、パー72) 2位と4打差の首位スタートした松山英樹(29)=LEXUS=が4バーディー、5ボギーの73で回り通算10アンダーで優勝を果たした。日本人初のマスターズ優勝&レギュラー日本男子初の海外メジャー制覇。8年連続10回目の出場で松山は、栄光のグリーンジャケットに袖を通し、日本ゴルフ史に名を残す快挙を成し遂げた。
表彰式終了後、松山は公式会見で記者の質問に答えた。
――ウィニングパットを入れた直後の気持ちは? 「なんて表現すればいいか…何も考えていなかったというのがありますけど、やっぱりザンダー(シャウフェレ)とハグをして、(キャディーの早藤)将太と組んで初めての優勝だったので、そこで抱き合った後ですごい…あ~やっと優勝することができたという気持ちになりました」
――日本男子初のメジャー制覇を遂げて、日本で一番のプロになったと思うか。
「それは一概には言えないけど、このメジャーを勝ったのは誰もいなかったので、そういった意味では一番になれたんじゃないかなと思います」
――トップで迎えた最終日のプレッシャーはすごいものだったんじゃないか。
「今日は9時半ぐらいまで寝る予定が、思いのほか早く起きて。そこからいつもだったらまた寝られるけど、寝られなくて。練習やウォーミングアップはすごくいい状態でできたけど、やっぱり1番ホールのティーグラウンドに立った時、最終組でトップでいることを考えたら、すごいナーバスになってきて。それでもこの3日目終わってトップにいるのは自分だし、最後の18ホールをしっかりとやり遂げようと、いいプレーをして終わろうということを考えながらしっかり頑張りました」
――自身で考える優勝できた要因のプレーは?
「先週までは今年に入って一回もトップ10に入っていなかったし、優勝争いもしていなかったので期待はしていなかった。でも(開幕前日の)水曜日の練習している最中にショットにすごい、いいフィーリングが戻ってきていけるかもしれないっていう自信も持ちながら戦った。今日はショットが荒れてしまったけど、3日目まではすごくいいティーショット、セカンドショットを打てたと思うので、そこが要因かなと思います」
――マスターズ優勝で日本の子供たちにどういう影響があると思うか。
「僕がここで勝ったことで、今テレビを見ている子供たちが5年後、10年後ここの舞台に立って、その子たちとトップで争うことができたらすごく幸せです。そのためにはまだまだ僕もこれから先勝っていかないといけないと思うので頑張っていきたいと思います」
――マスターズ優勝で日本の若いゴルファーに「米国ツアーでやりたい」という気持ちにさせることができたと思うか。
「野球では今までダルビッシュさんとか、前田健太さんとか、大谷(翔平)とか、いろいろな人がいるけど、ゴルフでは今は僕しかいないので必然的に僕になるんでしょうけど…自分がもっともっと活躍して日本にニュースを届けられたら、僕を目指してやってくれるん人も増えてくれるんじゃないかなと思います」
――この勝利で、今夏の東京五輪に対してプレッシャーは感じるか。
「それはどうか分からないけど、まず五輪がちゃんと開催されるのであれば、当然狙いたいけど、今日の経験というのはこれからの人生で必ずプラスになると思うので良かったなと思います」
――マスターズチャンピオンとして日本に帰ることは楽しみ?
どんな出迎えがあると思うか。
「どうなるか僕には想像できないけど、このグリーンジャケットを日本に持って帰れること自体がすごくうれしいので、行って見て、どういう反応か楽しみたいなと思っています」
報知新聞社より転用
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