「鬼滅の刃」、あるぞ400億円超え!テレビか?映画か?続編に注目集まる
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- 2021年1月1日
昨年12月28日に興行収入が324億8000万円となり、歴代1位の「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を19年ぶりに塗り替えたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)の最終興行収入が、400億円を突破する試算であることが31日、分かった。次回作への期待も高まる中、“鬼滅ブーム”は前人未到の領域へと突き進む。
日本映画史上の金字塔を19年ぶりに打ち立てた「鬼滅―」が、前人未到の領域に足を踏み入れる。映画関係者は「この勢いはまだまだ止まらないでしょう。このまま興収400億円に達するのでは」と、興収記録更新を示唆した。
その要因として、映画関係者は「来場特典が効果的に働く」と分析する。12月26日から始まった体験型映画上映システム「MX4D/4DX」上映は、チケットが通常より1000円高い。さらに限定特典「無限列車切符風アクリルキーホルダー」が30万個配布されているが、フリーマーケットアプリ「メルカリ」では、約6000円で取引する出品者が出るほどプレミア化している。
通常上映にも特典があり、同26日からの第4弾では「キャラクターデザイン・松島晃描き下ろしメモリアルボード」を75万枚配布している。関係者は「入場者プレゼントはどれも、マニアにはたまらないものを用意している。SNSではさらに興行収入を増やそうと声を上げている熱心なファンもおり、相乗効果になる」と分析した。
さらに注目を集めるのは続編の行方だ。「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏の原作漫画は単行本全23巻で完結しているが、今回の映画公開前に放送されたテレビシリーズと合わせても、23巻中8巻までしか映像化されていない。「無限列車編」の続きとなるエピソード「遊郭編」は、原作では28話分あり、13話分の「無限列車編」と比べての2倍以上の分量。関係者は「原作順守となれば、映画1本では到底収められない。今回のヒットを踏襲して、次回もアニメで『遊郭編』をキリの良いところまで描き、残りを映画に回すのでは」と予想した。
昨年12月4日に発売された単行本最終巻となる23巻は初版395万部を発行し、1巻からの累計発行部数(電子版を含む)は1億2000万部を突破している。
スポーツ報知より転用
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