「東京アラート」発令なら何が変わる?「自粛再要請」の目安は? あなたの疑問に答えます
- 政治・経済
- 2020年6月3日
「東京アラート」発出後の自粛再要請基準は?(画像はイメージ)
東京都の2020年6月2日の新型コロナウイルスの新規感染者数が34人にのぼったことを受け、都が感染拡大の警戒を呼びかける「東京アラート」の発令が現実味を帯びる。 東京アラートそのものは「都民に警戒を呼びかける」(都ロードマップより)ものであり、次の段階である外出自粛や休業の再要請は、さらにそこから複数の疫学的条件を満たすことが条件となる。何が目安になるのか。 ■「再要請」基準、「アラート」より厳しく 東京都公式サイトの「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」によると、東京アラートの発出基準は、 (1)新規陽性者数が1日あたり20人未満(直近7日間平均) (2)新規陽性者における接触歴等不明率(感染経路不明率)が50%未満(直近7日間平均) (3)週単位の陽性者増加比が1未満(直近7日間平均) の3つだ。都はいずれか1項目以上が基準を越え、「その他の指標も勘案して警戒すべき状況と判断される場合」にアラートが発令されるとしている。しかし、(2)は5月27日から6月1日まで6日連続、(3)は5月28日から6月1日まで5日連続で超えていたが、アラートは出されなかった。 2日の新規感染者数は34人。上の目安に当てはめると、(1)は16.3人となり基準を満たさない。(2)は2日17時時点で未発表のためわからないが(3)は2.15となり基準を超える。また3日の感染者数が仮に37人以上となれば(1)の基準も満たすことになる。
「自粛」再要請、新規感染者数は「1日あたり50人」目安
都は東京アラートが発令された場合、レインボーブリッジと都庁舎を夜間に赤くライトアップし、都民に警戒を呼びかけるとしている。一方、アラート発令後に外出・休業自粛を再要請する目安として、 (4)新規陽性者数が1日あたり50人(直近7日間平均) (5)新規陽性者における接触歴等不明率が50%(直近7日間平均) (6)週単位の陽性者増加比が2 といった基準も設けられている。これらの基準を複数上回った場合は「必要な外出自粛・休業を再要請し、感染拡大防止を徹底」するとしている。 2日時点で(6)がすでに条件を満たしている。また前述のとおり、(5)も5月27日から6月1日まで6日連続で50%を上回った。一方、(4)を明日3日で満たす場合は新規感染者数が247人を超える計算となる。
一言コメント
じわじわ増えているのが不気味だ。
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