警察官が盗み繰り返し書類送検
- 警察
- 2017年6月5日
伊予市の伊予警察署に勤務する40代の巡査が、職場の仮眠室で後輩の警察官の財布から現金の盗みを繰り返したなどとして書類送検されました。
警察は、巡査がおよそ20件の盗みを繰り返し被害額はおよそ7万円にのぼるとみていますが、証拠隠滅のおそれがないなどとして逮捕せず、名前も発表していません。
書類送検されたのは、伊予警察署の地域課に勤務する40代の巡査の男です。
愛媛県警によりますと、この巡査は、去年夏ごろからことし2月にかけて、職場1階にある仮眠室に置いてあった後輩の財布から現金の盗みを6件繰り返したなどの疑いがもたれています。
巡査は、主に朝の就業時間直前の時間帯を狙って犯行に及んでいたとみられ、ことし2月、被害にあった警察官が気付いて事件が発覚したということです。
調べに対し巡査は「盗んだ金は、日常の買い物に使った」と供述し容疑を認めているということです。
警察は、巡査を停職1か月の処分にするとともにおよそ20件の盗みを繰り返し被害額はおよそ7万円にのぼるとみています。
一方、県警は、ことし2月の事件発覚後も巡査に証拠隠滅や再犯のおそれがないなどとして逮捕や名前の発表をせず、きのうまで警察署内で事務的な仕事を続けさせていたということです。
愛媛県警は、「警察官として言語道断の行為であり、県民の皆様にお詫び申し上げます。再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。
NHK NEWS WEB
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