分裂回避へ気持ちは一致 さんまと吉本興業会長 電撃トップ会談していた
- 企業・経済
- 2019年7月27日
◇吉本興業 分裂危機
問題解決に向け明石家さんま(64)が吉本興業の大崎洋会長(65)とトップ会談を行ったことが26日、判明した。
ついに芸人と会社のトップ同士が顔を合わせた。関係者によると、さんまと大崎会長は25日に直接会って意見交換したとみられる。「会談の内容については一切分かっていない。吉本のここまでの危機は初めて。2人の事態収拾への揺るぎない気持ちは一致している」(テレビ局関係者)。お笑い帝国の分裂回避に向け、大きな意味を持つ会合となったはずだ。
1980年代まで大阪の一プロダクションだった吉本は、さんまらの東京進出で全国区になった。漫才ブームに加え、フジテレビの番組「オレたちひょうきん族」が大ヒット。その人気を東京事務所で裏方として支えたのが大崎会長だ。
さんまは漫才ブームをけん引した同期で、11年に暴力団との交際で引退した島田紳助さん(63)とも8年ぶりに電話。紳助さんの「吉本がなくなったらアカン」との思いも引き受け、大崎会談が実現した。すべての吉本関係者が尽力している。
さんまは雨上がり決死隊の宮迫博之(49)について契約解消となった19日に岡本社長と話し合い「芸人のことを考えてやってほしい」と訴えた。個人事務所「オフィス事務所」で宮迫の受け入れを表明、本人もその気だ。
ナインティナインの岡村はさんまから「ある構想があるからおまえも手伝え」と言われたとラジオ番組で明かした。「構想」とは、宮迫ら謹慎芸人の復帰に関するプランも含まれるとみられる。「さんまさんのことだから芸人が一番面白くなるような仕掛けを考えてるはず。お笑い怪獣は、どこまでも“お笑いファースト”ですからね」(放送作家)。宮迫が“明石家興業”入りし、復帰したあかつきには、サプライズ演出もありそうだ。
吉本としても契約書制度の導入や第三者委である経営アドバイザリー委員会の設置など急激に立て直しを図っている。お笑い帝国は解決に向かって一気に動きだした。
《フジ番組直撃に「俺わからへん」》さんまはこの日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」の直撃を受け「加藤さんについて一言いただけますか」と聞かれたが「俺わからへん」と話すにとどめた。自ら運転する車で窓を開けながら応対。「会社には何か伝えたのか」との質問には「ない」と答えながら走り去った。
一言コメント
トップ同士で収めるしかなさそうだ。
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