羽生善治九段、王位挑戦ならず 再び「千駄ヶ谷の受け師」木村一基九段に敗れる
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- 2019年6月7日
将棋の羽生善治九段(48)が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第60期王位戦挑戦者決定戦で木村一基九段(45)に先手番で敗れ、豊島将之王位(29)=名人、棋聖=への挑戦権獲得はならなかった。
羽生九段は4日に王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝利し、故・大山康晴十五世名人の記録を27年ぶりに塗り替える歴代単独最多の公式戦通算1434勝(591敗、勝率・708)の新記録を樹立したばかり。現在、タイトル獲得数は通算99期(歴代1位)。100期の大台に向け、5月に名人位を獲得して史上9人目の3冠となった豊島王位への挑戦を目指したが、実らなかった。
鉄壁の受け(守備)の技術で「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ木村九段には、先月30日の第32期竜王戦1組3位決定戦でも敗れていただけに、リベンジはならなかった。
羽生九段は一昨年12月に通算99期目となる竜王を獲得。永世7冠に輝いたが、昨年5月に佐藤天彦名人(当時)に挑戦するも失敗。同7月、保持していた棋聖を豊島八段(当時)に奪われ、さらに同12月、広瀬章人八段(当時)に敗れて竜王を失冠。27年ぶりの無冠に転落していた。
一言コメント
後輩も強くて大変だね。
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