ソフトバンクが連覇王手!柳田が劇的サヨナラ弾
- スポーツ
- 2018年11月2日
<SMBC日本シリーズ2018:ソフトバンク5-4広島>◇第5戦◇1日◇ヤフオクドーム
連覇を狙うソフトバンクが、34年ぶり4度目の日本一を目指す広島を下し本拠地3連勝で日本一に王手をかけた。通算3勝1敗1分けとなった。先に王手をかけたチームは過去68度のうち、57度日本一になっており、V確率は84%になる。
広島が先手を奪った。2回2死一、三塁で会沢が中前へ適時打を放ち先制。さらに2死一、二塁で野間が右安打を放ったが、右翼上林の好返球で二塁走者が本塁憤死で2点目を奪えなかった。それでも勝利した第2戦以来の先制点となった。
ソフトバンクは4回に無死満塁で中村が中前打を放ち、二塁走者のグラシアルも生還して逆転に成功した。初回の守備で中村は丸のライナー性の当たりにスライディングキャッチ。攻守でチームを鼓舞した。
逆転を許した広島は一発攻勢で形勢逆転。5回2死二塁で丸の逆転1号2ランで飛び出た。5回に柳田の投ゴロの間に追いつかれたが、6回に会沢の左翼席へ1号ソロで勝ち越した。
ソフトバンクは7回に明石の1号ソロで追いつき、最後は延長10回に柳田のサヨナラ本塁打で勝利を収めた。柳田は「(バットが)うわー折れたと思ったんですけど、テラス入ったんで良かったです」とギータ節で振り返った。
ソフトバンクは本拠地で12連勝となった。第4戦では11年に中日との第7戦から続く、日本シリーズ本拠地最多連勝記録を45年ぶりに更新する11連勝を挙げており、この1勝でさらに伸ばした。工藤監督は「とにかく今年最後のヤフオクの試合だったので勝って終わりたかった。王手が懸かり、日本一になれるように。あさっての試合できっと日本一になります」とファンへV宣言をした。
広島はソフトバンクに3連敗を喫した。パ・リーグの本拠地では巨人が楽天と対戦した13年の第7戦から14年阪神、15年ヤクルト、16年広島、17年DeNAと12連敗中だった。今年も第3、4戦に続きこの日もヤフオクドームで敗戦して15連敗。セ・リーグが抱える暗黒の歴史を拭い去ることはできなかった。
第6戦は移動日を挟んで3日から広島本拠地のマツダスタジアムに移る。今シリーズは引き分けが一度あるため第7戦を3勝3敗1分けの可能性もあり、その場合は延長回の制限なしで5日に第8戦がマツダスタジアムで行われる。
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週末も目が離せない。
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