白鵬 右足骨折で秋巡業離脱 九州場所ピンチ!?「治療頑張る」
- スポーツ
- 2018年10月13日
大相撲の横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が12日、右膝痛のため病院で検査を受け、秋巡業を離脱した。自身のツイッターにエックス線撮影の写真を掲載し、骨折を告白。巡業への再合流は厳しい状況とみられ、連続優勝がかかる九州場所(来月11日初日、福岡国際センター)の出場も懸念される状況となった。
白鵬はこの日の朝、病院で診察を受け、巡業会場で春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)にエックス線検査の結果を見せ、状況を説明した。同部長は「骨が出ていた。あれを見せられたら(帰京は)仕方ない。(離脱は)残念だけどね」と話し、巡業部の入間川親方(元関脇・栃司)は「(骨の)変形部分が筋や筋肉を圧迫しているんじゃないか」と心配した。
その後、帰京した白鵬はツイッターを更新。エックス線撮影の写真を掲載し「骨折でした。頑張ったけどやっぱりダメでした。東京でリハビリ治療頑張ります」とつづった。秋場所の幕内通算1000勝達成を記念し、15日に大阪府内のホテルで1000人規模のパーティーを予定していたが、これも中止となった。
7月の名古屋場所中に負傷し、「右膝蓋(しつがい)腱損傷、右脛骨(けいこつ)結節剥離骨折の疑い」と診断された。夏巡業も途中離脱して患部の検査をしていた。秋場所は優勝を果たしたが、11日の巡業では四股が踏めず「痛みは7月から」と訴えた。場所中は1日数回のケアで痛みを和らげることも可能だが、巡業は長時間のバス移動で状態が悪化するとも打ち明けていた。
巡業に再合流する場合は付け人や床山を残して帰京していたが、今回は白鵬の離脱とともに巡業から外れた。春日野巡業部長によると、正式な診断書は都内で精密検査を受けた後に提出される予定。九州場所まで残り約1カ月。連続優勝はおろか、出場にも影響が出ることは必至だ。
▼松宮整形外科・松宮是哲(これあき)院長 写真だけでははっきりしないが、右膝の脛骨の一部に亀裂が入ったのではないか。半月板やじん帯損傷を伴っていなければ全治1カ月半~2カ月が目安。リハビリを入れて、復帰までは3カ月くらいかかるだろう。
【白鵬 今年のケガ】
☆初場所 初日に右足親指、4日目には左足親指を負傷。「左母趾(ぼし)MP関節じん帯損傷、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫で全治2週間を要する」との診断を受け、5日目から休場。
☆春場所 「左足指関節関節炎、左母趾MP関節側副じん帯損傷、約3週間の競技不可と考える」と診断され、17年秋場所以来となる自身3度目の全休。
☆名古屋場所 2日目の支度部屋で足を滑らせ「2年前の遠藤戦で痛めた」という右膝痛が再発。「右膝蓋腱損傷、右脛骨結節剥離骨折の疑いで2週間の安静を要する」と診断を受け、4日目から休場。
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ケガが多くなってきたけど大丈夫?
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