<プロ野球>巨人の高橋監督が辞任へ 成績不振で引責
- スポーツ
- 2018年10月4日
プロ野球・巨人の高橋由伸監督(43)が成績不振の責任を取り、今季限りで辞任することになった。球団の山口寿一オーナーが3日、明らかにした。就任1年目から3年連続でリーグ優勝を逃した高橋監督が同オーナーに「責任を取りたい」と申し入れ、球団も受け入れた。後任は未定。
高橋監督は同日、遠征先の広島市内で取材に応じ、「チームの勝敗は監督が背負うと思ってやってきた。けじめをつけないといけない」と語った。
高橋監督は今季が契約最終年で、山口オーナーは9月12日に「十分にチームを整えて腕を振るってもらいたいと考えている」と来季の続投を要請する意向を示唆していた。だが、高橋監督と先週、会談した際に、辞意を伝えられたという。
後任について、山口オーナーは「新しい体制で(今月25日の)ドラフト(新人選手選択)会議に臨みたい」との考えを示したうえで「難しい状況で引き受けてもらうことになる。経験、実績は必要かなと思っている」と述べた。
高橋監督は2015年のシーズン終了後に現役引退し、監督に就任。16年は2位、17年は11年ぶりの4位で球団史上初めてクライマックスシリーズ(CS)出場を逃した。今季はCSに出場できる3位の可能性を残すものの、3日現在、65勝71敗5引き分けで12年ぶりの負け越しが決まっている。【細谷拓海、村社拓信】
◇高橋由伸(たかはし・よしのぶ)
神奈川・桐蔭学園、慶大を経て、1998年にドラフト1位で巨人入り。1年目から中心打者として活躍した。2003年に11打数連続安打、07年には初回先頭打者本塁打シーズン9本のプロ野球記録をマーク。外野でゴールデングラブ賞を7回、ベストナインを2回獲得した。打撃コーチを兼任した15年シーズン終了後に原辰徳前監督の辞任を受けて、監督に就任するために現役引退。通算1819試合出場で1753安打、打率2割9分1厘、321本塁打、986打点。千葉県出身。
一言コメント
巨人ファンではないけど残念だ。
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