市川新之助、母の麻央さんへ「常に感謝の気持ちを持っています」 来月「連獅子」初挑戦
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- 2024年9月20日
歌舞伎俳優・市川團十郎(46)の長男・市川新之助(11)がこのほど、スポーツ報知の単独インタビューに応じ、大阪松竹座「十月大歌舞伎」(10月10~26日)で初挑戦する「連獅子」の意気込みなどを語った。
勇壮な毛振りが注目される歌舞伎舞踊の代表作。仔獅子役で、父・團十郎演じる親獅子と劇中でも親子共演する。憧れの役の一つで「前半はかわいく、後半は格好良く演じたい。お父さんと息をぴったりと合わせるのが難しい。毛振りは重くて、体力が必要です。首を振り回すだけじゃなく、体全体で振らないといけない」と気を引き締めている。
父に稽古で指導を受けているが、叱責されることはないという。「お父さんは怒らない性格です。それに舞台でのお父さんは本当にすごい。力強くて圧がある」。母の小林麻央さん(享年34)は4歳の時に亡くなり、一緒に過ごす期間は短かったが、「常に感謝の気持ちを持っています」と明かす。
姉の市川ぼたん(13)は舞踊家で女優としても活躍。15日に最終回を迎えたTBS系ドラマ「ブラックペアン シーズン2」にも出演した。「お姉ちゃんは頼りになる存在です」。約4分に及ぶ「外郎売(ういろううり)」の早口の言い立てを覚える際にも「お姉ちゃんとどっちが先に覚えられるか、競い合ったんです。ゲーム感覚だったので、覚えられました」と信頼は絶大だ。
現在、小学6年生。「大人の方は信じられないと思いますが、今の小6男子は友達と遊ぶ約束をしても外遊びは、あまりしません。ゲーム内で会話ができるので、それぞれの家からオンラインでゲームをしています」。身長が約145センチで「もう少し、身長が欲しいです」と思いを込めた。
「初舞台」となる公演は10月の大阪松竹座が最後となるが、歌舞伎俳優として第一歩を踏み出したばかり。「これからも頑張って、たくさん努力します」と、未来の團十郎は意欲を燃やしている。(有野 博幸)
◆市川 新之助(いちかわ・しんのすけ)本名・堀越勸玄(かんげん)。2013年3月22日、東京都生まれ。11歳。2歳8か月だった15年11月に歌舞伎座「江戸花成田面影」で初お目見得。22年11月の歌舞伎座「外郎売」の外郎売実は曽我五郎、「助六由縁江戸桜」の福山かつぎ、同12月「毛抜」の粂寺弾正で8代目市川新之助を名乗り初舞台。
スポーツ報知より転用
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