繰り返し体形いじられ、生徒を殴って減給処分 38歳中学教師の抑えられなかった怒り
大阪府教育庁は26日、しつこく体形をからかう生徒に腹を立て、暴力を振るったとして河内長野市立中の男性講師(38)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。講師は体形が似ているアニメキャラクターと重ねられたことに「怒りが抑えきれなかった」と話したという。
府教育庁によると、男性講師は今年1月、休み時間に中学3年の男子生徒から体形をからかうようにアニメキャラクター名で2度呼ばれたことに腹を立て、生徒の胸ぐらをつかんで押し倒し、左の脇腹や側頭部を殴った。他の生徒が目撃し、別の教諭に訴えて発覚。生徒は軽い打撲を負ったが、学業に影響は出ておらず、講師は生徒と保護者への謝罪は済ませた。
講師は一昨年4月の着任後、この生徒を含む数人の男子生徒から体形をからかわれるようになったが、明確に嫌だと伝えたり、指導もできなかったという。昨年5月頃にも両腕でこの生徒を頭を軽く締め上げるヘッドロック行為もしていた。
同僚も生徒のからかいに気づいていたものの問題視はしていなかった。講師は「怒りが抑えきれず、生徒に申し訳ないことをした」と反省しているという。
このほか、飲酒運転した大阪府立高の男性教諭(59)を停職6カ月、教え子の中学3年の女子生徒とドライブに出かけ車内で生徒の頭や手を触るなどした寝屋川市立中の男性教諭(36)を減給10分の1(3カ月)とするなど4人を懲戒処分とした。
産経新聞より転用
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