ペア「さえルカ」 お互いが「鼓舞させる良い存在」 フィギュア
- スポーツ
- 2023年11月18日
フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権は17日、大津市の木下カンセーアイスアリーナで、ペアのショートプログラム(SP)があり、今年5月にペアを結成した「さえルカ」こと清水咲衣選手、本田ルーカス剛史選手組(木下アカデミー)は40・00点だった。演技後の2人の主な談話は以下の通り。
「新鮮でどれも挑戦」 ◆本田選手 失敗もあったんですけど、これまで練習でやってきたことを出せたんじゃないかな、という演技でした。 ◆清水選手 今回、(転倒した)スローループが、すごいこの会場に来てから良くなって、6分間(練習)でも降りて跳べそうだったんですけど。そこだけはちょっと悔しいんですけど。それ以外は失敗があってもいつも通りのことを全て出し切れたのでそこは良かったです。
◆本田選手 (一番成長したところを問われ)普通のことになるんですけど、体つきがしっかりしたというのは大きく一番分かる成長かなと。ペアをやっていて楽しいのはたくさん要素があって、それぞれにそれぞれの難しさがあるんですけど。僕たちにとってはすごい新鮮でどれも挑戦という気持ちでいけるというのはすごい楽しみながらできているなと思います。
◆清水選手 大きく成長したところは、2人で滑ったことがなかったので、2人でこれだけステップだったり、1人の時よりも滑るようになったりとか。スケーティングの面で成長したなと思っています。
そして、楽しめているところはやっぱり新しい技ができたときに2人で喜べるので。1人とはまた違ううれしさがあって、そこはまた前には感じられなかった感覚だなと思っています。
◆本田選手 (東日本選手権から)新しく技を習得するということよりも、もっとこれまでやってきたことの質を上げるということに集中して練習してきました。
◆清水選手 新しい技をやりたいと思う気持ちもあったんですけど、やっぱり質を上げることが。見ている人もまとまった演技、クリーンな演技を見せてもらったほうが表現の面だったり、スケーティングの面もよく見えますし。そういう演技を目指して練習してきました。
◆本田選手 (東日本選手権の時はすごく緊張したと話していたが)今回も緊張はしましたし、直前の練習だったりとか、公式練習がかなり良かったので。逆に「良い」っていう意味での不安があって、僕の中で。でもこれも経験だなと思って。そういう意味ではすごい前向きに臨めたんじゃないかなと思います。
◆清水選手 東日本では初めて公式大会でペアで演技するということだったので、どうなるか分からなくて不安が100%という感じだったんですけど。今回は少しどういう状況になるか東日本から学べたので、そういう面でちょっと、今回心落ち着かせることができたかなと思っています。
◆本田選手 (今大会の目標は)具体的な点数よりも、今回も練習してきたことをやるということが今後の自分たちのためにも一番良いのかなと思います。本当にそこに集中しています。
◆清水選手 不安な気持ちもあると思うんですけど、やっぱり演技が始まったら2人とも自信満々で滑り切るというパフォーマンスを目指してきました。
◆本田選手 (結成してから印象が変わったところは)やっぱりストイックさだったりとか気持ちの強さは本当に組む前よりも全然(違う)。組む前はあまり分からなかったので。そういった意味では引っ張ってもらえているというか、自分を鼓舞させるすごい良い存在だなと思っています。
◆清水選手 組む前はすごい優しい印象が強かったんですけど、しっかり意思を伝えてくれてお互い話し合ってできているので。これからどう変わっていくか分からないですけど。今はしっかりコミュニケーションが取れて。話し合うことがすごい大切なので、ペアは。そういうことが今できていることがまず今の状態ではいいかなと思っています。
毎日新聞 より転用
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