米コロラド州で銃撃、5人死亡 性的マイノリティー集うナイトクラブ
- 国際
- 2022年11月21日
米コロラド州コロラドスプリングズで、性的マイノリティーが集うナイトクラブで19日午後11時55分ごろ、銃乱射事件があり、地元警察は5人が死亡し、25人が負傷したと明らかにした。容疑者の男の身柄が拘束されたが、動機は明らかになっていない。
米コロラド州コロラドスプリングズで、性的マイノリティーが集うナイトクラブで19日午後11時55分ごろ、銃乱射事件があり、地元警察は5人が死亡し、25人が負傷したと明らかにした。容疑者の男の身柄が拘束されたが、動機は明らかになっていない。
銃撃事件があった米コロラド州コロラドスプリングズで20日、現場付近に集まる警察や消防の車両。SNSの投稿から=ロイター© 朝日新聞社
警察によると、逮捕されたのはアンダーソン・リー・アルドリッチ容疑者(22)。容疑者は店に入ると即座に銃撃を始めたという。現場からは2丁の銃器が見つかっており、容疑者はロングライフルで乱射した疑いがある。
店内では「少なくとも2人の勇ましい人々」が容疑者に立ち向かい、銃撃を止めたという。犯行動機については「ヘイトクライムかどうかも含めて捜査中」としている。地元警察に加え、連邦捜査局(FBI)も捜査に当たっている。
警察や店のウェブサイトによると、事件は性的マイノリティーが集う店で発生。同店では翌20日に、トランスジェンダーへの暴力で命を落とした人を悼む「トランスジェンダー追悼の日」のためのイベントを予定していた。事件後、店はフェイスブックに「私たちのコミュニティーに対する無分別な攻撃に打ちのめされている」と記した。
事件を受け、バイデン大統領は20日に声明を発表した。犯行の動機はまだ分からないとした上で「近年、LGBTQI+のコミュニティーが恐ろしい憎悪の暴力にさらされている」と指摘。「暴力を助長する不公平を駆逐しなければならない。私たちは憎悪を許さないし、許してはならない」と訴えた。(藤原学思)
朝日新聞より転用
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