A・ラヴィーン THE FIRST TAKEにデビュー曲で挑戦 洋楽女性初「いい思い出よみがえった」
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- 2022年9月2日
© スポーツニッポン新聞社 THE FIRST TAKEに初挑戦し、一発撮りで歌うアヴリル・ラヴィーン
「ロック・プリンセス」の異名を持つカナダ出身の歌手アヴリル・ラヴィーン(37)が、一発撮りで歌を収録するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に挑戦した。
洋楽の女性アーティストの出演は初めて。米英両国の音楽チャートで1位を獲得したことがある世界的ミュージシャンの登場は、英男性グループ「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ(28)に続く2組目。テイラー・スウィフト(32)やビリー・アイリッシュ(20)ら世界的歌姫に影響を与えたロック・プリンセスの出演は、日本発の同チャンネルの知名度をさらに高めそうだ。
ラヴィーンが歌ったのは2002年のデビュー曲「コンプリケイテッド」のアコースティック版。収録場所は米ロサンゼルス。白い背景のスタジオで、1本のマイクに向かい、ヘッドホンを着けて歌うおなじみのスタイルで、パワフルな歌声を響かせた。「初めてリリースした曲で、ファーストアルバムにも収録している曲だから、当時のいい思い出がよみがえってきたわ」と17歳のデビュー時を懐かしんだ。きょう2日公開。
同曲を収録した02年のデビューアルバム「レット・ゴー」は日本で200万枚、全世界で2000万枚を売り上げた大ヒット作。今年、デビューから20周年の節目を迎え「この曲が私に全てをもたらしてくれたと思っているわ」と振り返った。
日本の音楽史上、デビューから3作連続でミリオンセールスを達成した唯一の洋楽アーティスト。14年に感染症のライム病と診断され、高熱や倦怠(けんたい)感に苦しみ、長期の闘病に入ったが、今年は2月にアルバム「ラヴ・サックス」を発売し、プライベートでは4月に米ミュージシャンのモッド・サン(35)との婚約を発表するなど、完全復活を印象づけている。11月には8年ぶりの来日コンサート(全5公演)が控えており、列島に再びラヴィーン旋風が起きそうだ。(飯尾 史彦)
◇アヴリル・ラヴィーン 1984年9月27日生まれ、カナダ・オンタリオ州出身の37歳。02年5月、初シングル「コンプリケイテッド」が全米チャート2位を記録。04年の2枚目のアルバム「Under My Skin」は日米英など13の国と地域で1位に。06年のトリノ、10年のバンクーバー冬季五輪の閉会式で歌唱し、史上初めて2大会連続で歌った歌手となった。
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