ハラミちゃん 号泣!初武道館 ストリート経由YouTuberピアニスト夢つかんだ
- エンタメ
- 2022年1月5日
ポップスピアニストでYouTuberのハラミちゃんが4日、初の東京・日本武道館公演「ハラミちゃん947日目のキセキ」を行った。日本武道館でのピアニスト単独公演は、極めて異例。クライマックスでは、初めてストリートピアノを演奏した際に着用していたというファッションで、「お米さん」と呼ぶファンへの感謝の手紙を読み上げて号泣した。
ピアニストとしての歩みを、公演タイトルで示した。音大時代に一度はプロの道を諦めて、一般企業に就職。OL時代の2019年6月3日、東京都庁で初めてストリートピアノで演奏したRADWIMPS「前前前世」を、YouTubeに投稿したことが今につながった。あの日から947日目、夢の武道館を踏みしめた。
武道館公演を行ったピアニストは、フジコ・ヘミング、清塚信也らごくわずか。19年8月の清塚の公演ポスターをコンビニで見て、“聖地”に憧れを抱くようになったという。かねてピアノの敷居を下げることを意識して活動しており、360度回転するステージでエンターテインメント性を重視した。
「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」では初号機カラーの紫にライティング。「千本桜」では徐々にテンポを上げるファンの手拍子に合わせ、速弾きを繰り出した。「鬼滅の刃」メドレーやオリジナル曲「ファンファーレ」なども披露。客席には小学生以下の子供の姿も目立った。
4月からの全国ツアーも発表し、大好物の焼き肉が芸名の由来だけに、「おいしいお肉を巡るツアーにもして、穴場の焼き肉屋さんを知るのが目標」と新年の抱負を掲げた。
アンコールでは小花柄シャツ、ベレー帽、ショルダーバッグの“原点スタイル”で「前前前世」を演奏し、「ここにいる皆さんがハラミという存在を作り、支えてくださってます」と感涙。年末年始はピアノ練習に明け暮れていたといい、努力の成果を奏でた24曲の音色に込めていた。
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