ベルギーの19歳、世界一周飛行を開始 女性最年少の記録目指す
- 国際
- 2021年8月19日
【AFP=時事】19歳の英国系ベルギー人女性が18日、超軽量スポーツ機で五大陸52か国をめぐる世界一周飛行を開始した。
この女性は、ザラ・ラザフォード(Zara Rutherford)さん。将来の夢は宇宙飛行士になることだが、今回は女性として史上最年少での単独世界一周飛行の達成を目指している。
最初の航程は、母国ベルギーのコルトレイク(Kortrijk)からイギリス海峡(English Channel)を渡り英国に着陸する短距離飛行。その後3か月かけ、海や砂漠、そしてロシア極東シベリア(Siberia)の広大な荒野を越えていく。
使用する機体は、重量235キロの超軽量プロペラ機シャークUL(Shark UL)。宿泊や燃料補給のための経由地にはニューヨークのケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)が含まれるが、それ以外の主要空港は避け、小規模の空港や飛行場を利用する。
男女合わせた単独世界一周飛行の最年少記録は、今年7月に英国人のトラビス・ラドロー(Travis Ludlow)さん(18)が達成しており、ラザフォードさんはこの偉業に挑戦する女性としては最年少となる。
ラザフォードさんは離陸前、「女の子や若い女性が航空や化学・技術・工学・数学(STEM)の分野に進むよう励ましたい」との思いを語った。「子どもの頃、これらの分野で活躍する女性があまりいなくて、とてもがっかりした。だから、それを変えたいと思っている」
旅の様子は、公式ウェブサイト「FlyZolo.com」や動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」で公開されている。
AFPBB Newsより転用
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