卓球日本リーグ後期大会がきょう開幕 PCR検査は429人全員が陰性 感染対策徹底で「熊本モデルに」
- スポーツ
- 2020年11月11日
© スポーツ報知/報知新聞社 昨年の日本リーグで年間総合優勝を果たした女子・十六銀行
卓球の日本リーグ後期大会が11日に熊本県立総合体育館で開幕する。コロナ禍では初めての全国規模の大会。無観客で感染防止対策を徹底して主催する日本卓球リーグ実業団連盟・佐藤真二専務理事は「『熊本モデル』として、卓球界で今後の全国大会に活用してもらえるようにしたい」と成功への決意を語った。
開催に向けては今月3日までに出場する男女全33チームの選手・スタッフ・役員ら429人にPCR検査を実施し、全員が陰性だった。日本スポーツ協会や日本卓球協会の大会開催のガイドラインに加え、連盟独自の指針も作成した。競技場や更衣室は1時間置きに換気。チーム単位で行動エリアや時間帯を区切り、練習会場に入れる人数も制限する。各会場の入り口には足ふき消毒マットも設置した。試合形式も変更し、ダブルスは行わず、4シングルスのみで編成する。
実業団もコロナ禍で活動が大きく制限され、リーグではリスクを考えて出場を辞退するチームが出ることも想定していたが、2部も含め男女全33チームが参加を表明した。今年度はここまで前期大会や個人戦のビッグトーナメントなど、全ての事業が中止となっていただけに、佐藤専務理事は「チームの皆さんの努力や会社の理解で大会が開催できて良かった。選手は10か月も試合がないのは初めての経験だと思う。技術的なものがどう変わって、どういう戦いになってくるのかはすごく楽しみにしている」と期待を込めた。
今大会は4日間行われ、上位4チームが12月12~13日のプレーオフ(広島・福山市総合体育館)で年間王者を争う。また、各チームのルーキーにとっては団体戦の初陣にもなる。シチズン時計・三部航平、デンソー・森田彩音、昭和電工マテリアルズ・田口瑛美子、奥下茜里、熊本県出身の協和キリン・硴塚将人ら期待の新人やTリーグから移籍したサンリツ・松平志穂ら新戦力のプレーも注目される。
スポーツ報知より転用
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