激戦州、大接戦続く 投票率「100年で最高」の予測も
- 国際
- 2020年11月4日
米大統領選は3日夜(日本時間4日午前)、全米各州で開票作業が始まった。再選を狙う共和党のドナルド・トランプ大統領(74)と、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が接戦を繰り広げているが、郵便投票の大幅な増加で開票作業が遅れる州もあり、勝者が判明するまで時間がかかる可能性もある。
大統領選は、各州と首都ワシントンに割り当てられた538人の「選挙人」の過半数を得た候補が勝利する。AP通信によると、米東部時間3日午後8時(日本時間4日午前10時)現在、バイデン氏がバージニア州やイリノイ州などで勝利を確実にし、85人の選挙人を獲得。一方、トランプ氏はケンタッキー州やサウスカロライナ州で勝利を確実にし、選挙人を55人得ている。選挙人が29人と、全米で3番目に多いフロリダ州で両氏は大接戦を演じている。 フロリダ大のマイケル・マクドナルド教授の集計によると、全米で約1億117万人が期日前投票を行った。2016年大統領選の投票総数の約73%にあたる。マクドナルド氏は、今回の大統領選では約1億6千万人が投票し、投票率は67%と、過去100年で最も高くなると予測している。4年前の投票率は約60%だった。 州別にみると、テキサス州は期日前投票だけで4年前の投票総数を上回り、フロリダ、ジョージア、ノースカロライナの各州も前回の9割を超えた。いずれも、トランプ氏が勝利するためには勝たなければいけない、重要州だ。
朝日新聞DIGITALより転用
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